『フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか』書評 より良い生活を送るために

本書の情報:堀内 都喜子  『フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか』(ポプラ社 2020.1)

フィンランドと言えば、「ムーミン!」「スーパーセル」。後は福祉と教育が充実してそう。というイメージを持っていました。北欧にあるから寒そう、とも。

この本は日本からはるか遠くにあるフィンランドの仕事術について書かれています。

日本とは価値観が全く異なるため、「えー!?」と思うことも多々ありますが、そんなフィンランド人の生活スタイルは学ぶべき所が多く潜んでいます。特に、人生を充実させるという観点からは見習うべき行動が多々あります。

この本を読めば、自分の仕事との向き合い方、生活スタイル、人生をより良くする思考法など知ることができます

フィンランド人の価値観の中で見習えるものがあれば、是非それを取り込むことで良い人生にするための一歩となるでしょう。

内容紹介

ここからは、本書の内容を紹介します。

まず、フィンランドは二年連続幸福度1位!!なんです。 

フィンランドは教育、安定、腐敗度の低さ、自然環境、格差の少なさなど世界でトップクラスの要素を沢山持っています。

そして、なんとフィンランド人は午後4時に仕事が終わる!?

ということで、日本人の常識を木端微塵にする事実でしょう。

では、なぜ午後4時に仕事が終わるのでしょうか。

簡潔に言うと、仕事とプライベートをきっちり区別していることや、生産性向上のために多くの工夫が凝らされているなどが挙げられます。後者については、無駄な会議はしない。睡眠をきっちりとって疲れを次の日に持ち越さない。などで、とにかく生産性を上げています。

それにより、1か月の夏休みがあり、自然と触れたり、趣味や勉強に時間を使うことができます

また、ワークライフバランスが素晴らしく整っている点にも注目です。

日本の社会人とフィンランド人の社会人との違いが手に取るほど分かり、加えてフィンランド人の生活スタイルには憧れも抱きました。

新たな価値観に触れられる本書は、忙しい現代人に一筋の光のような気づきを与えてくれるでしょう。

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