ヤン・ルカン『ディープラーニング 学習する機械』気軽に読める入門書

オススメ紹介

本書の情報:
ヤン・ルカン
  (著), 松尾 豊  (翻訳, 監修), 小川 浩一  (翻訳)『ディープラーニング 学習する機械 』(2021.10 講談社)

人工知能は経済・通信・金融・医療など様々な分野で活躍するテクノロジーです。人類にとって革新的なテクノロジーとなったAIは今後も更に進化し普及していくでしょう。

本書は

  • 専門的に勉強したい人の書として
  • AIへの好奇心を持つ方への読み物として

ニーズを満たす本でした。

著者ヤン・ルカン氏はディープラーニングの第一人者で、計算機科学のノーベル賞とも言われるチューリング賞を受賞した偉人です。

読み進めると、著者は学生時代に多くの専門書を読み耽り、ディープラーニングへの熱意が伝わってくるでしょう。

本書では、ヤン・ルカン氏自身の小史を語りながら、誤差逆伝播法や畳み込みニューラルネットワーク、勾配、最小化学習などといった機械学習・ディープラーニングの基本的な仕組みが解説されています。

ディープラーニングの第一人者ということで、その仕組みを更に理解したい人向けに数式を用いて分かりやすく原理が説明されています

そのような専門的な話以外にも、

  • AIの課題・未来・問題点
  • 著者の現在までのいきさつ
  • ディープラーニングが具体的にどこで適用されているのか

などにもかなりのページが割かれています。

ですので、AIについてまずは基礎的なことについて理解を深めたい方にピッタリな書という印象を受けました。

タイトルとURLをコピーしました