本書の情報:乙武洋匡『五体不満足』(2001.4 講談社)

凄い。これが日本ベストセラーランキング第4位の本なのか
日本ベストセラーランキングを見て、何か良い本ないかなと探していたらこの1冊を見つけました。
もちろん著者の乙武洋匡氏のことは知っています。ですが、何をしているのか、どのような人物なのか知らなかったので本書を手に取りました。
『五体不満足』では著者の生涯が描かれています。幼稚園・小学・中学・高校・大学・社会人で経験したこと、学んだこと、面白いエピソードがたくさん織り込まれています。
とにかく、著者の人柄に感服しました。目立ちたがり屋で負けず嫌い、行動力があり明るい性格で、特に大学生時代に行ったことのスケールが凄すぎて尊敬の念を持たずにはいられませんでした。
印象に残った箇所が幾つかありますので紹介します。
まず、著者の人生のとって重要な日になった要因となった考えです。
せっかく与えてもらった障害を活かしきれていないので、宝の持ち腐れだ。自分にしかできないことは何か答えを見つけて実践することが「生きる」ということだ。
「生きる意味」の答えの1つとして、この考えは全人類に当てはまるのではないでしょうか。
自分にしかできないことを見つけるのは難しいことですが、その姿勢を持って生きれば必ず結果が出るのではないかと思いました。
他人を認める心の原点は自分を大切にすること
今日の社会では「多様性」が大切にされてきています。乙武氏はいじめの原因は普通と異なる性質を持っているからという多様性を尊重しない考えから起こると書いています。
まさしく、その通りだと感じました。これからは、「多様性」を大切にしなくて成功なしだと思いますので、まずは自分を大切にしていきます。
最後に、人生楽しめるか楽しめないかはどんな特徴があろうと自分の次第と強く思いました。